アレッサンドロ・モレスキ 人類最後のカストラート
カストラート(去勢歌手)とは、300年ほど前のイタリアで活躍していた歌手たち。
変声期前に去勢手術を施し、男性ホルモンの分泌を抑制することで、
少年の美しい歌声を永遠に保っていた、当時華々しく活躍していた歌手たちです。
カストラートとして、人類最後の活躍をみせていた、
アレッサンドロ・モレスキの107年前に録音した天使の歌声が発売され、
クラシックファンの間で話題を呼んでいます。
アレッサンドロ・モレスキの歌声は、過去にもSP盤レコードで発売されています。
1990年代には映画「カストラート」が公開されたことから、
コンピレーションアルバムが発売されたことがあります。
カストラートの起源は、16世紀に女性が教会で歌うことを禁止されたこと。
19世紀に入り、ローマ教皇がカストラートを禁止するまで、
なんと300年近くも、カストラートたちは華々しい活躍をしていたようです。
声は少年時代のままの美しさを保ちつつも、
肺などは成長するため、強く張った響きになり、
非常に広い声域をもっていたといわれています。
しかし当時の不衛生な環境での去勢手術で、
命を落とした少年たちもいたといいます。
明るく華やかな表舞台と、暗くジメジメした裏舞台を見てきたカストラートたち。
歴史と共に、常識もまた変わっていくものだ、と感じさせられます。
40代半ばとは思えない、若々しさと透明感にあふれたモレスキの歌声。
歴史の重さと深さを感じる一枚なのではないでしょうか。
2009/03/11発売
『ALTUS 奇跡の声-美しきカウンターテナーの世界
』
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アレッサンドロ・モレスキ
17曲収録 収録時間: 77 分
演奏: ヘレヴェッヘ(フィリップ)
指揮: パロット(アンドルー), ネルソン(ジョン), スタッブス(スティーブン)
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