恐竜 図鑑 タルボサウルス Tarbosaurus

タルボサウルス(Tarbosaurus)

タルボサウルス|恐竜図鑑

タルボサウルス
(Tarbosaurus)

ティラノサウルス科
全長10~12m 肉食
白亜紀後期
モンゴル・ゴビ砂漠で発掘

名前には「警告するトカゲ」という意味がある。

タルボサウルスの生態

白亜紀のアジアにはこんな大型の獣脚類が生息していた。
タルボサウルスはティラノサウルスの近縁種。
ほぼ同じ大きさだが、ティラノサウルスよりもややスマートな体型をしている。

タルボサウルスの生態|恐竜図鑑

タルボサウルスは森林地帯から砂漠地帯までと生息範囲が広く、ティラノサウルスよりも過酷な環境にも耐えることができ、サウロロフス等の草食恐竜の生息地域には必ず現れる。

数頭~十頭前後の群れを成し、リーダーは通常、ナンバー1のオスがつとめるが、このオスとペアを組むメスがナンバー1の地位にいる群れもある。

群れの中の他のメンバーはリーダーと血縁関係のものが多く、性別や年齢にかかわらずその群れになじんだ者同士で構成されている。
他の群れから追放されてきた者も、リーダーに忠誠を示せば迎えいれられる場合もある。

群れ全体で生まれた子供達を外敵から守り、気の荒い固体も同じ群れの子供に危害を加える事は無く、協力して子育てをする。
とはいえ、それぞれの群れには個性があり、絶対的リーダーの治める調和のとれたグループもあれば、いつも骨肉の権力争いが絶えない血まみれのグループもある。
群れ同士の縄張り争いも時として大きな闘争に発展し、これが元になって群れの分裂や統合に繋がる場合も多い。

タルボサウルスの前肢

その体の大きさからは信じられないくらい小さな前肢があるが、普段は手の平を内側にして体にそって肘をたたんだ状態になっている。
交尾時に相手の体を抑えるのに使われるが、その時以外に使われているのかは不明。

タルボサウルスは体の大きさの割には動きは俊敏で、仲間同士とのコミニケーション能力も発達しており、集団での狩りは非常に成功率が高い。
狩りの方法は、体の軽い若い固体が追いたて役になり、待ち伏せしている成熟した大型の力の強い固体の前に獲物を誘き出して仕留める方法が一般的である。
また、獲物を群れで囲い孤立させ、衰弱するまで辛抱強く待って(数時間から丸一日、時には数日間にも及ぶ。)から波状攻撃を仕掛けて仕留めることもある。

タルボサウルスの後肢

武器は、肉きり包丁のような歯がびっしりと並んだ強力なアゴで、急所の首を狙い一瞬で背骨を粉砕する。
その強力なあごで捕らえた獲物は骨ごと噛み砕いてそのまま丸呑みにする。
嗅覚、聴覚も高度に発達し、両眼視できる視力もかなり良い。

有能なハンターであるタルボサウルスも、満腹時には日向に寝そべってジッとし、体に付いた寄生虫をトカゲや鳥についばんでもらうのは「至福のひと時」といった趣がある。

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