恐竜 図鑑 スティギモロク Stygimoloch

スティギモロク(Stygimoloch)

スティギモロク|恐竜図鑑

スティギモロク
(Stygimoloch)

パキケファロサウルス科
全長2~3m 草食
白亜紀後期
アメリカ・モンタナ州で発見。

恐竜の名前は通常、ギリシャ語やラテン語だが、スティギモロクの「モロク」というのはヘブライ語。
ギリシア語からきた「地獄の」という意味の「ステュクス」と、旧約聖書で子供を生け贄にして祭った「モレク」というセム人の神をあわせた名前は、恐ろしい犠牲を要求するものの意味。
スティギモロクとは、日本で言う「三途の川の悪魔」という意味。

スティギモロクの生態

スティギモロクは、パキケファロサウルスに代表される堅頭竜類の仲間。
ドーム状に盛り上がった頭頂部が特徴で、周りにスパイク状のツノが発達している。

スティギモロクの生態|恐竜図鑑

見通しの良い広大な草原地帯に単独、あるいは2~5頭前後の群れで生活している。
雄は基本的に生涯単独で行動し、繁殖期のごく短い期間のみ雌に近づく。
主に植物食だが、尖った歯で木の根っこや果実等、硬い部分を好んで食べる。

スティギモロクの体はやや幅広で二足歩行。5本指のある前肢を持つ。
視覚が特に発達しているので、草原にポツンと佇む同種をかなりの遠距離から認識できる。
その為、周りを伺う時にヒョコヒョコと背伸びをするようなポーズをとる。
甲高い良く通る声で鳴き、相手とコミニケーションをとっている。

スティギモロクの頭

特徴ある頭部の理由は、様々な研究がされているが、「目立つから」というのも有力な説の1つ。
雄にも雌にも角が発達するが、雄には体側に白いラインが浮き出ているので見分けることができる。
雄同士の優劣や繁殖相手へのアピールにこの角が使われる事もあるが、特に激しくぶつけ合うという事は無い。
敵に襲われた場合にも、頭を武器に向かっていくことはなく、俊足を生かして一目散に逃げる。

頭頂部はスムースに丸くなっているわけではなく、ワニの背中のような分厚いデコボコのウロコに覆われている。
スティギモロクが生きていた時代にも決して生息数は多くなく、出会うことは稀な、かなり珍しい恐竜だった。

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