恐竜 図鑑 サイカニア Saichania

サイカニア(Saichania)

サイカニア|恐竜図鑑

サイカニア(Saichania)

アンキロサウルス科
全長6~7m 草食
白亜紀後期
モンゴルで発掘

名前はモンゴル語の「美しいもの」に由来。ゴビ砂漠の山脈名でもある。

サイカニアの生態

サイカニアはアンキロサウルス科のヨロイ竜で、尻尾の先に大きな骨質のハンマーを持つ。
このハンマーは腱で硬くなった尻尾に支えられ、強力な筋肉で振り回す事ができ、これが天敵であるタルボサウルス等の肉食恐竜の脚に当たると、転倒や骨折等の致命傷を与える事ができる。
また、繁殖期を迎えた雄同士の優劣を競う争いにも使われる。

サイカニアの生態|恐竜図鑑

サイカニアは頭から背中、尻尾まで全身をゴツゴツとしたヨロイで覆われているため、動きの鈍い鈍重な恐竜だと思われがちだが、ヨロイの内部はスポンジ状の構造をもっていて軽量化されており、意外と素早く動くことができる。

首と総排出孔付近に独特の臭いのでる分泌線があり、これで個体の状態や体調を知る事ができる。
また、あまりとがっていない口吻を持ち、歯も貧弱なので、餌となる植物をとにかく丸呑みにして、巨大な発酵タンクともいえる腸で分解・吸収していた。

サイカニアのアップ!

サイカニアの生息地周辺は乾燥地帯や半砂漠地帯等の厳しい環境が広がり、そこには数十種のヨロイ竜がひしめいていた。
食糧となる植物の種類も重なっていたため、生存競争がかなり激しかったことがうかがえる。
他種との交雑種も数多く生まれ、行動範囲の狭さも手伝ってか、亜種ともいえる種類も多かった。

本来ならば別種とされるヨロイ竜同士のペアや、様々なヨロイ竜で構成されている群れがあったりと、当時のヨロイ竜の社会はちょっとしたカオスな状況であったようである。

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