恐竜 図鑑 アルティリヌス

アルティリヌス(Altirhinus)

アルティリヌス|恐竜図鑑

アルティリヌス
(Altirhinus)

イグアノドン科
全長10m 草食
白亜紀前期
モンゴルなどアジアで発掘

アルティリヌスはギリシャ語で「高い鼻」という意味。

アルティリヌスの生態

イグアノドンの近縁種であるアルティリヌスは、以前は「イグアノドン・オリエンタス」と呼ばれていた。
イグアノドンの仲間はほぼ全世界的に分布していたが、生息地域ごとに体形や色彩に大きな差が見られ、アルティリヌスは、現代の地理からいうとアジアに生息しているグループ。

アルティリヌスの生態|恐竜図鑑

アルティリヌスは数十頭から数百頭もの大きな群れを作り、定期的に移動しながら生活している。
通常は雄のグループと雌のグループに分かれているが、繁殖期を迎えると合流してさらに大きな集団となる。

雌のグループは集団で巣を造り産卵し、孵化すると子供に餌を運び育てる。
この時、営巣地の周りを絶えず肉食恐竜達が徘徊するため、雄達は強力して追い払い、子供たちを守る役にまわる。

アルティリヌスは成体になると体長が10mにも達するため、群れをなす姿は壮観。
ひとまわり小さな子供たちを取り囲むようにして移動する。

アルティリヌスは鼻部が膨らんでおり、大きな音を発する。
子供が親を呼ぶときや肉食恐竜が迫ったときの警笛代わりなど、数種類の音で仲間どおしのコミュニケーションをとる。

タルボサウルスの鼻

アルティリヌスはほぼ全ての植物を消化する事ができる。
口吻が硬い嘴(くちばし)状になっているため、硬い植物も(木の実や樹木の皮までも)食べる事ができる。

前肢の親指はスパイク状にとがっているが、身を守る為の武器としての役割はなく、土を掘って植物の根を掘り出したり、産卵用の巣を造る時に使われた。

アルティリヌスを含め、白亜紀前期に大繁殖したイグアノドンの仲間達はその後、さらに進化した植物食恐竜であるハドロサウルス類と入れ替わるようにして数を減らし、白亜紀後期になるとほとんど見られなくなった。

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